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長居西の帰れない家

大改造!! 劇的ビフォーアフター |帰れない家
 

築82年の長屋の2軒分をリフォーム。中庭と坪庭がある風と光が通り抜ける家へ。before の写真、after の模型写真、その“間取り”や設計プロセスなどを紹介。床下に埋もれていた防空壕、泉水、お釜、お櫃、石臼、思い出深い家具が続々と...
大改造!! 劇的ビフォーアフター|帰れない家の撮影風景 長居西の家のその撮影風景と“風と光の造形師”の匠の紹介。2003/08/17 放送。

中庭のある家づくり

光や風、空気感や気配・・・
季節ごとに変わる自然のアート
中庭という機能がもたらす上質かつ贅沢な暮らし

豊かな可能性を秘めた「中庭のある家づくり」

建築家として考える理想の家づくり・・・
それは、日々の暮らしの中に、「安らぎ」と五感に響く「心地よさ」を共存させ、機能性や空間演出だけでなく、そこに住む人の感情までもデザインすること。
そこで、私の中で導き出したひとつの答えが、「中庭」という機能を取り入れた住空間でした。
内部空間とゆるやかにつながる「中庭」は、光や風、時、空気感や気配を暮らしの中にそっと運びこみ、人が普遍的に求める癒しと豊かさを感じさせてくれる魅力的な空間です。

爽やかな空気感がもたらす自然との調和
木漏れ日がやさしく差し込む開放的な空間に響きわたる家族の笑い声
時に友人たちと語らう豊かな時間

さまざまなシーンに訪れる瞬間を大切に、それらを目で、肌で、心で感じることのできる家。
私たちが提案する「中庭のある家づくり」には、その可能性が無限に広がっています。
 

フレキシブルだからこそ、魅力ある家づくり

土地そのものには、都市型をはじめ、郊外型、田園型、景勝地、傾斜地とさまざま。土地の多様な環境やその場所の持っているチカラ、土地の持つ性格などは、人間の様に一つとして同じものはありません。また、そこに住む人々のライフスタイルや、家族構成によって建て方や構造にも工夫は必要です。
それらはすべてが個性。だからこそ、可能性を最大限に引き出し、個性を活かしたきめ細やか、かつフレキシブルなプランニングをすることこそが、建築家に与えられた使命と考えています。
どのような敷地でもその場所がもっている特徴をうまく活かしながら、フレキシブルな間取りにすれば、おのずと魅力的な癒しのある空間は生まれます。
たとえば、それが厳しい条件が重なり合う狭小地であったとしても、中庭という外部スペースを取り込むことで、内部と外部が一体化した開放感溢れる空間となり、中庭の風通しの良さや、光と陰の演出効果をうまく利用することによって、季節ごとの変化をアートとして楽しむことや、その瞬間の空気感や気配を感じる癒しの家は夢から現実へと変わります。

気配や空間の奥行きが感じられる家づくり

中庭を設ける時は、ある微妙な緊張感を持たせながらの配置、工夫しながらの間取りや、その時ごとに違った表情が出るような開かれる可能性を持った間取りの設計が必要となります。
また内部空間と外部空間の境界も重要なポイントです。
この境界をたくみにデザインし、可動間仕切りや可動家具などの装置をうまく取り入れながらコントロールすることで、内部空間と外部空間が一体化し、内と外との境界が無くなるような空間の広がりや空気感、気配の感じられる家づくりとなります。

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