床板の下からライトで白い壁を照らします。
左に白い壁、その裏が土間のあるスペース。床は赤松の古材を利用したフローリング、広幅で節がある旧家ならではの木目。
赤松の古材で作った階段と扉は中2階へとつながります。
資料等を展示するギャラリーとして使う予定。
中庭に面する引戸を開けば、内と外とがつながります。
旧家の大修理
土間のある家|工事の過程
土間のある家|before
内部は物置状態で庭との繋がりはなく、ここに引戸を設けて内庭と内部の土間とをつなげることを提案。
約500年間この旧家を支えてた、松の大きな丸太の梁が隠れていました。その力強い構造美を活かすことで素晴らしい空間が創造できました。
間取り
建築概要
・築500年の古民家・土間のある家所 在 兵庫県加東郡
構 造 木造平屋(一部中2階)
設 計 期 間 2003. 09~2003. 10
施 工 期 間 2003. 10~2004. 02
敷 地 面 積 500坪
外部仕上げ 屋根/日本瓦葺き
外壁/ラスモルタル下地 土、スサ入り白セメント木ゴテ
土間/淡路砂利敷き
一部土間:中国産御影石 珪藻土の三和土タタキ)
内部仕上げ 中土間/土間:珪藻土の三和土(タタキ) 中国産御影石
壁:土、スサ入りプラスター木ゴテ
天井:杉板張り
居間・台所・洋室/
床:赤松(古材)板張り リボスオイル
書生室・中2階/吉野杉板張り
壁:土、スサ入りプラスター木ゴテ 天井:杉板張り
「土間のある家」が紹介されました。
・「ホームプロ リフォームの極意」
よみがえった木組み空間。背壁と中土間のある家。
リフォーム前後の写真と図面・工事の様子・中土間の風景。
中土間・断面図・古材について・背壁の仕掛け。