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築500年の古民家リノベーション
内庭の梅の木の樹齢は200年
白い壁のある中土間
エントランスホールの土間
屋根裏部屋から見たエントランス
屋根裏部屋から見下すリビングダイニング
大きな梁が見えるダイニングキッチン
書生室から屋根裏部屋への階段
リビングの天井の大きな梁の見上げ
屋根裏部屋と土間上部の吹抜け
築500年の古民家リノベーション 内庭の梅の木の樹齢は200年 白い壁のある中土間 エントランスホールの土間 屋根裏部屋から見たエントランス 屋根裏部屋から見下すリビングダイニング 大きな梁が見えるダイニングキッチン 書生室から屋根裏部屋への階段 リビングの天井の大きな梁の見上げ 屋根裏部屋と土間上部の吹抜け

築500年の旧家リノベーション・土間のある家|滝野の家

[CATEGORY] 中庭のある家 リノベーション 


樹齢200年の梅の老木がある中庭と中土間はガラス扉を引き込む事で、開放的な土間のある家として、魅力的なスペースにさま変わりしました。

この築500年の古民家は幾度と改築が重ねられて続け、長年の風雪に耐えてきましたが、それなりに損傷も激しいのでその修復も兼ねつつ、リノベーションすることになりました。

屋根からは雨漏りが、また柱梁の木組みは新建材の壁や天井で覆われていましたが、その木組みをすべて表して、その屋根裏にあたる吹抜け部分にロフトを増床しました。中土間、内庭とのつながりだけでなく、段差のあった土間レベルの台所をバリアフリーとする改修ともなりました。

これからは、門、離れの茶室の増築、また塀の改修などの予定されています。この土間のある家がさらに生き続けることを願い、持続可能な建築のモデルとして、またサスティナブルな古民家を目指していきたいと思います。

 

間取り
中土間から見るダイニング
白い壁はこの旧家の背景として溶け込みます。土間は珪藻土の三和土(タタキ)でつくられた踏み台を設けました。
珪藻土の三和土仕上げの中土間
中土間の仕上は珪藻土の三和土(タタキ)。
中2階から土間を見下ろす
中2階から土間を見下ろす。
床板の下からライトで白い壁を照らします。
中2階より居間を見下ろす
中2階より居間を見下ろせます。
赤松の古材を利用した床
居間。
左に白い壁、その裏が土間のあるスペース。床は赤松の古材を利用したフローリング、広幅で節がある旧家ならではの木目。
天井は杉板の目透かし貼り
居間の天井を見上げ。杉板の目透かし貼り。
 
赤松の古材で作られた階段
書生室。
赤松の古材で作った階段と扉は中2階へとつながります。
上部の中2階
上部の中2階。
資料等を展示するギャラリーとして使う予定。
土間のある家
土間のある家。
中庭に面する引戸を開けば、内と外とがつながります。

旧家の大修理
土間のある家|工事の過程

中土間上部の軒先の梁
中土間上部の軒先の梁は、長年の雨漏りによって腐っていた。大きな材はなかなかなく、淡路島の古材屋でやっと巡り合えました。
梁の腐った部分を切り取り新しい梁を継ぐ
梁の腐った部分を切り取り、新しい梁を継ぐところ。

土間のある家|before

内庭から旧家を見る
内庭から旧家を見る。
内部は物置状態で庭との繋がりはなく、ここに引戸を設けて内庭と内部の土間とをつなげることを提案。
土間のある旧家の上部の天井裏
土間のある旧家の上部の天井裏。
約500年間この旧家を支えてた、松の大きな丸太の梁が隠れていました。その力強い構造美を活かすことで素晴らしい空間が創造できました。

間取り

築500年の古民家・土間のある家|間取り図

建築概要

・築500年の古民家・土間のある家

所    在 兵庫県加東郡
構    造 木造平屋(一部中2階)
設 計 期 間 2003. 09~2003. 10
施 工 期 間 2003. 10~2004. 02
敷 地 面 積 500坪

外部仕上げ  屋根/日本瓦葺き
外壁/ラスモルタル下地 土、スサ入り白セメント木ゴテ
土間/淡路砂利敷き
一部土間:中国産御影石 珪藻土の三和土タタキ)

内部仕上げ  中土間/土間:珪藻土の三和土(タタキ) 中国産御影石
壁:土、スサ入りプラスター木ゴテ
天井:杉板張り
居間・台所・洋室/
床:赤松(古材)板張り リボスオイル
書生室・中2階/吉野杉板張り
壁:土、スサ入りプラスター木ゴテ 天井:杉板張り



「土間のある家」が紹介されました。
・「ホームプロ リフォームの極意」

よみがえった木組み空間。背壁と中土間のある家。
リフォーム前後の写真と図面・工事の様子・中土間の風景。
中土間・断面図・古材について・背壁の仕掛け。

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