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蓼科高原の家
大開口から八ヶ岳を見る蓼科高原の家
開放的な大きなワンルーム
大開口のあるリビング
大開口で内と外の空気感が一体化
外からの光がこの別荘の白い壁に映り込む
大開口と広間とつづきとなる広いデッキ
露天風呂のような内風呂
開放的な露天風呂
森の中の別荘ファサード
蓼科高原の家 大開口から八ヶ岳を見る蓼科高原の家 開放的な大きなワンルーム 大開口のあるリビング 大開口で内と外の空気感が一体化 外からの光がこの別荘の白い壁に映り込む 大開口と広間とつづきとなる広いデッキ 露天風呂のような内風呂 開放的な露天風呂 森の中の別荘ファサード

蓼科高原の家 大開口から八ヶ岳が一望できる別荘

[CATEGORY] リゾート・週末住宅 リノベーション 

東京から一本の電話をいただきました。「蓼科に別荘を購入したんだけど、リノベーションしたいの」。その翌週には大阪で打合せをし、蓼科の現場を見に行く日程が決まりました。到着してまず目にしたのは、標準的な窓から見える八ヶ岳のダイナミックな風景でした。
その外の風景をいかに内に取り入れるか、そこから構想が始まりました。
 
八ヶ岳を望む絶景を大開口で楽しむ
この物件が建っていたのは、蓼科高原の別荘地でも最も高い場所で、八ヶ岳を望む絶景のポイント。
週末住宅として増改築をするにあたり.内外の一体化が大きなテーマとなりました。既存建物は良くも悪くも標準的な築15年のロッジ風の建物でしたが、ロケーションは申し分なく、「この眺めのためだけにここに別荘を持った」というオーナー夫妻のために、まずこのダイナミックな風景を取り入れることを考え、八ヶ岳に面した壁をすべて取り払い、7mの大開口をつくることを決めました。
大開口をつくるために軽量鉄骨で補強し、構造を強化。そこに木製の4枚の引き戸を造作し、大パノラマを部屋の中からも楽しめるように仕立て直したのです。
 
ウッドデッキを拡張、浮遊感と開放感を味わう
さらに、室内と同じレッドシダーのウッドデッキを拡張。フロアレベルをほぼ変えずに、リビングとウッドデッキが続き、室内にいても眼下に広がる森に浮遊しているような感覚が生まれました。さらに、ウッドデッキの先端側を2段下がった仕様にして手すりを設置。室内から手すりが見えないようにする意図です。
この風景の美しさを損なうものは何もつくりたくない、そのための工夫でした。
また、もうひとつ、風景を楽しむものとして、ウッドデッキに露天風呂も設けました。八ヶ岳を眺めながら湯気に包まれると、すべての日常から解放される極上の時間が過ごせます。

間取り
大開口を通して見える八ヶ岳
開け放された約7mの大開口からは八ヶ岳やアルプス山脈が一望できる快適な別荘です。





内と外を曖昧にし、心と環境を一体化
室内はこまごまと部屋を仕切っていたすべて壁を取り払い、ほぼ1ROOMのようなつくりに変更。

料理をつくっている間、目覚めた瞬間、広間でくつろいでいる時間、ここで過ごす間は常に八ヶ岳の風景を眺めることができるよう、間取りを再構築。洗面室と浴室もウッドデッキ側に位置を移動させ、開放的な空間へと変化させました。

ガラス扉を開け放ち、新鮮な空気につつまれてリビングでくつろぐと、もはや内と外の境界は曖昧となり,心と環境まで一体化するような開放感に満たされます。

空気感や気配が感じられる週末

連続感のある杉板の天井板
広間。
元の杉板の天井を使いながら天井照明を作り天井面の連続感を出しました。
 
内外ともにレッドシダーの床材で統一
床板を同じレッドシダーで統一させ内と外の連続感を演出。
週末住宅の大開口から見る八ヶ岳
山の空気は大開口を通して、この別荘の内部空間の隅々まで空気感は行き渡ります。
7mの大開口
広間からつづきとなる広いデッキを設け、大開口の扉を開け放つと内部とデッキは一体化します。外からの光がこの別荘の白い壁に映り込みます。
大開口でデッキとつながる広間
大開口でデッキとつながる広間
風景を室内に取り込み開放されて大きなワンルームの別荘となりました。
白い壁が背景のリビング
昼間とはちがい舞台セットのような室内です。
 



新たな視点と少しの工夫で、豊かなスペースづくり

その場所の持っている力と建物を調和させることで、見違えるような空間づくりが実現できます。

ダイナミックなパノラマが広がるロケーション、エントランスから、そのパノラマの風景にどのように辿り着くルートを描くか、四季の変化をどう切り取るか、朝と夜の楽しみをどう演出すればいいのか...

内と外、いかに繋ぐかでこのスペースづくりのよしあしが決まってきます。
階段状のデッキ
早朝の山々。
室内からは遮るものが一切なくなる様に、階段上のデッキは視覚効果を狙ってデッキ先端を階段状にしました。
 
森の中にたたずむ別荘
林に埋もれるように週末を過ごせます。
浴室、露天風呂とテラス
浴室、露天風呂。
露天風呂を使用のとき、デッキ先端の階段が休憩場所となります。
 
開放的な露天風呂
四国の青石を貼った露天風呂。

間取り

蓼科高原の家の間取り

建築概要

大開口から八ヶ岳が一望できる別荘

所    在  長野県茅野市蓼科高原-東急リゾート
家 族 構 成  夫婦2人
構    造  木造平屋建 一部鉄筋コンクリート造
設 計 期 間  2003.10~2003.04
施 工 期 間  2004.04~2004.08
敷 地 面 積  500坪
建 築 面 積  98.95m2 ( 建ペイ率19.7%)
延 床 面 積  98.95 m2 (容積率19.7%)

外部仕上げ   屋根/ガルバリウム鋼板 瓦棒葺き
外壁/杉板張り
デッキ/レッドシダー
露天風呂/側面:コンクリート打放し
浴槽:四国産青石貼り

内部仕上げ   玄関洋室/床:レッドシダー
壁:土、スサ入りプラスター木ゴテ
天井:杉板張り
居間・台所/床:レッドシダー

・ほしい・リゾート net/八ヶ岳・蓼科高原に掲載されました
八ヶ岳も南アルプスも一望...中古別荘のリフォームで手に入れた週末住宅.

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