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☆コンセプト18|土地探しについて

傾斜住宅地に建つ一軒家
たとえ隣家が近くても、建築家の手にかかればこのように十分な開放感を得られる設計が可能です
18. 土地探しについて|上手な土地探しの方法

家づくりにおいて、土地探しからスタートする場合は、建築家と一緒に探されるのがベストだと思います。
土地は安い買い物ではないので慎重になられると思います。建主さんが選ばれる場合や不動産屋さんがお勧めの土地もよいとは思います。

しかし、私たち建築家のお力を貸させて頂ければ、土地を見、プランがイメージした上で購入することが出来ます。
土地を購入してからプランニングに進むパターンも多いですが、
購入する前に、候補の土地の周辺環境や法的な規制を踏まえプランまでをおおよそ想定する方が、予想外のリスクを避ける事が可能です。

土地を購入する以前から将来の理想の家づくりのイメージを引き出しつつ、その建主さんの要望する生活イメージまでも想像しながら見ていけば、また違った視点からの場所探しが可能になると思います。

具体的には、ネットで出ている物件よりは、やはり直接小さな不動産屋に訪ねて行った方が、掘り出し物や出たばかりの条件のいい土地に巡り会えること多いです。
旗竿の土地、変形地、傾斜地などは安く出ている場合があります。現地に行ってみれば、え~!..こんなとこに家が建つの?..というような場所でも、このように建てれば魅力ある家となりますよ、と購入前にアドバイスすることも可能です。

変形地や傾斜地などは、一般的には土地の価格が安くなる方向です。そのような土地でも、少し視点を変えれば、十分魅力的な家づくりが可能です。
こんな場所に建つのかな..といった狭小地でも、それを逆手にとり、変化に富んだ魅力的な狭小住宅が建つ場合もあります。

敷地の条件によって、間取りが変わって来ます。道路が南向きにあるのか、北向きにあるのかで、その土地の性格が決まってしまうほどです。避けられがちである北側の道路に面した土地でも、解決策は豊富にあります。
土地購入時には道路の方向も重視されがちですが、北向き南向きに拘らず、まわりの条件と雰囲気を考慮することの方が重要です。

業者により、条件付きの土地は安く出ていますが、建築する場合はその業者が建てる事が前提ですので、思うような設計が出来ないと思います。
それでもその土地が気に入っている場合には、土地代は少し値上がりしますが、相談により、条件を外してもらう事が可能な場合もあります。

不満な間取りや十分ではない設計のまま家が建てられてしまうよりは、少々土地代が嵩んだとしても、長い目で見れば、必ずしも高い買い物であるということにはならないと思います。
むしろ、条件付きの安い土地は、建てるときにその業者が利益を十分に積み上げた工事費となってしまい、逆に高い買い物になってしまう可能性さえはらんでいるのです。

.(2021/5/15)

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