☆ シンプルな外壁、 杉ボックスの家
☆ シンプルな外壁、杉ボックスの家、箕面の森、森町の家が完成しました。
この家の大きな特徴は、外壁の杉板、遮熱材のリイフレクティクスを使ったことです。
外壁の杉板は、ケボニー化された木材。
森を再生すると言われ、画期的な木材再生の技術です。
また断熱材でなく遮熱材を使い、省エネへの画期的な方法も取り入れました。
冬の最中に着々と進んできて完成です。
「針葉樹材が広葉樹材に化ける!これは林業イノベーションだ」という記事に興味を感じました。ノルウェーのケボニー社が、針葉樹材(ラジアータパインやオウシュウアカマツ)を、硬くて磨耗や腐朽に強い広葉樹材のようなハードウッドに変える技術を開発したもので、これをケボニー化と呼びます。
ケボニー化処理とは、天然性物質由来のフルフリルアルコールを木材に含浸させて木質内部でフラン樹脂を生成させるものです。おかげで重く強く硬くなります。すでにケボニー化材は、ヨーロッパでデッキやビルの外装・内装、家具やカトラリーまで広く使われ始めています。
(2020/9/16)
東面のファサード、外壁の杉板は、ケボニー化された木材。