☆ 傾斜地に飛びでた大開口のある家
大開口からの自然のパノラマ風景を、なにもさえぎるものがなく楽しめます。
傾斜地に飛びでた大開口のある家
京都の金閣寺の少し山奥で、
静かな傾斜地での家づくりです。
一階はご両親の住まい、
その二階がオーナーの二世帯の家。
自然の傾斜地をそのまま残して建てるため、
キャンチレバーで飛び出させています。
大開口からの自然のパノラマ風景を、
なにもさえぎるものがなく楽しめます。
室内からはデッキを通して、
内と外との空気感も繋がります。
その傾斜地の途中に水盤を設け、
その照り返しが室内の天井に、
ゆらぎをもたらしてくれます。
じつは、
建主はこの土地での計画を長年されたそうで、
どれも傾斜地にコンクリートの擁壁の人工地盤を作る提案だった。
自然の傾斜がなくなり多額の費用も必要で、
相談の依頼があり今回の提案となりました。
そこで、
自然の傾斜を残しながらも建てれないかと、
既設の擁壁の内側を柱状の地盤改良で連続壁をつくり補強。
そうすることで、
強固な地盤となりこのような提案も可能で、
傾斜地に飛び出した大開口のある家が可能となります。
(2019/5/30)
自然の傾斜地をそのまま残して建てるため、キャンチレバーで飛び出させています。