狭小地に身を削る思いで出来た小さな中庭、居住空間を明るく快適に!
オーナーから「室内にはエレベーターのみを設けて、階段は外に設置したい」という要望があり、2・3階の生活空間はすっきりとした長方形の生活スペースを確保することができました。
2階は寝室の和室と水廻り、3階はトップライトから取り込まれる自然光の明るさを活かして居間と台所。いわば2階は静の間、3階は動の間、とも言える、潔い空間設計です。また、1階は珪藻土の三和土とコンクリートの印象ですが、2・3階は信州唐松のフローリング、珪藻土の壁という風合いのある空間にまとめました。
はっきりとしたオーダーがあったからこそ実現した、潔い住宅。光を存分に取り入れた生活。そして毎年この小さな中庭に優雅に舞い込むヒメボタル。15坪という面積を存分に楽しむ贅沢な生活をこの住宅が教えてくれました。
15坪の狭小住宅 - 建主の声
オーナー夫妻の声
要望は鉄筋3階建てで屋上を活用したいこと、エレベーターと1階の通り庭的なガレージを設け、内部に階段は不要、外階段として配置したいとお伝えしました。
その要望を受けて、水谷先生は、外階段が屋上まで続き、竹薮の緑の景色と季節の変化を感じられる空間のある家を設計してくださいました。
完成当初、シンプル過ぎると思った珪藻土の外壁は、年数が経つとサイディングの壁などとは違い風格が出てきてとてもよい。窓が多いので夏など開け放せばよく風が通り、冬は温室効果もあって暖かく、特に中庭があり快適に過ごせます。以前から水谷先生とは仕事の関係でおつきあいがありましたが、やはり水谷先生に頼んで良かったと思っています。
要望は鉄筋3階建てで屋上を活用したいこと、エレベーターと1階の通り庭的なガレージを設け、内部に階段は不要、外階段として配置したいとお伝えしました。
その要望を受けて、水谷先生は、外階段が屋上まで続き、竹薮の緑の景色と季節の変化を感じられる空間のある家を設計してくださいました。
完成当初、シンプル過ぎると思った珪藻土の外壁は、年数が経つとサイディングの壁などとは違い風格が出てきてとてもよい。窓が多いので夏など開け放せばよく風が通り、冬は温室効果もあって暖かく、特に中庭があり快適に過ごせます。以前から水谷先生とは仕事の関係でおつきあいがありましたが、やはり水谷先生に頼んで良かったと思っています。
15坪の狭小住宅 - 構法と素材
壁をなくすため、一階 RC 造ボックスカルバート工法を採用。
二、三階は小径の鉄骨での混構造です。
外壁の仕上げは珪燥土木ゴテ仕上。
層間変形角を最小限にし、下地にTIP工法、CSネットなどを使用しクラック防止の工夫をしました。
二、三階は小径の鉄骨での混構造です。
外壁の仕上げは珪燥土木ゴテ仕上。
層間変形角を最小限にし、下地にTIP工法、CSネットなどを使用しクラック防止の工夫をしました。
間取り
建築概要
・ホタルの棲む竹薮と共生 - 中庭のある狭小住宅所 在 大阪府豊中市
家 族 構 成 夫婦2人
構 造 1階RC造ボックスカルバート工法 2・3階鉄骨造
設 計 期 間 1998.01~1998.08
施 工 期 間 1998.09~1999.03
敷 地 面 積 15坪
建 築 面 積 30.20 m2 ( 建ペイ率59.9%)
延 床 面 積 71.06 m2 (容積率134.76%)
各階床面積 1階 25.56 m2 2階 22.75 m2 3階 22.75 m2
地域・地区 第一種中高層住居専用地域 法22条地域 第二種高度地域
埋蔵文化財包蔵地
外部仕上げ 屋根/アスファルト防水+モルタル金ゴテ
外壁(中庭)/RC打放し 化粧仕上 珪藻土 木ゴテ
土間/珪藻土、三和土(タタキ)
内部仕上げ ガレージ・ポーチ・EVホール・中庭
床:玉石洗い出し
壁・天井:RC打放し
和室/床:縁なし畳 カラ松フローリング
壁:珪藻土 木ゴテ
天井:ケイソーライト LDK・ユーティリティ
・物入・便所
床:カラ松フローリング 壁:珪藻土 木ゴテ
家具/カバ桜積層板 オスモカラー