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背壁の家
ブリッジより階段室を通して見る中庭
ブリッジより階段室
高さ4m のガラススクリーン
ブリッジより玄関、中庭を見る
明るく光が差し込む中庭
居間と吹抜け
寝室より居間と外部空間を見る
扉を閉めるとプライベートな中庭へ
夕暮れどきのファサード
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街路となる中庭のある狭小住宅|背壁の家

[CATEGORY] 中庭のある家 狭小住宅 

街路のような中庭のある家 - 30坪の狭小地での試み


フレキシブルに開かれるような中庭を設けることで、狭小地の圧迫感から開放できる家づくりを目指してみました。そして、この中庭を通りである街路と共有できないかと考えてみました。

ただプライバシーの確保も必要ですので、開閉式の扉を設けて自由に空間の性質をかえることができる扉や格子戸を設けることで、内と外のゆるやかに開かれつつも落ち着いた縁側的なスペースが確保できました。

さらに、中庭に面して大きなガラススクリーンを設置することで、室内から見た中庭には広がりを感と奥行きが感じれます。

30坪の狭小地においても、ちょっとした工夫やアイデアを取り入れることで、開かれる可能性を持った、魅力的な中庭のある家づくりは可能です。

間取り
階段室を通して中庭を見る
ブリッジより階段室を通して見る中庭。
 
階段室のある方向を見る
ブリッジよりみる階段室。
ブリッジより玄関、中庭を見る。
ブリッジより玄関、中庭を見る。
高さ4m のガラススクリーン。
エントランスホールの、高さ4m のガラススクリーン。
2階のゲストルーム。
扉を閉めるとプライベートな中庭。その上はゲストルーム。
リビングと吹抜け。
居間の上部は吹抜けで、中庭へと続く落ち着いたスペースです。
ブリッジよりゲストルーム見る
ブリッジよりゲストルーム方向を見る。
寝室よりリビングを通して見る中庭
寝室よりリビングを通して見る中庭。
扉を開いた中庭は街路空間になる
ファサードの扉を開けると、中庭は街路スペースにさま変わりします。

☆ 街路となった中庭の白い壁「背壁」

市街地の中で、
建築をいかにつくれるのか。

まわりの環境の中で、
シンプルな表現によって。

その手段や方法から、
得られる豊かさ。

空気感や気配をも感じれる、
場づくりに力を注ぎたい。

そして、そのなかで、
どんな接点が見えるのか。

「背壁」は、
そんな接点でもあります。

それはイメージであり、
遺跡のようでもある。

都市の中に蓄積された、
不変なるもののイメージ。

わたしの中の、
堅いよりどころです。

中庭あるいはむしろ、
取り込まれた街路の場所、
中庭と住まいとの接点。

そこに「背壁」があり、
ひとつづきの白い壁です。

日差しや、人々の姿が、
さまざまに影を落とし、
また消える白い色です。

住まいは時とともに
変化して、
変わっていきます。

しかし、「背壁」は、
つねに新しい住まいの地層として、
人々の記憶に生きつづけることを願います。

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街路となる中庭のある家
ostuni-イタリアの集落
白い街路のある小さな集落
街路となる中庭のある家
白い壁に反射した光で明るい中庭|背壁の家

間取り

30坪の狭小住宅の間取り

建築概要

街路のような中庭のある狭小住宅・建築概要

所    在 大阪市西成区北津守
家 族 構 成 夫婦2人
構    造 木造(在来工法) 一部鉄骨補強
階    数 地上2階建
設 計 期 間 1989.09~1990.04
施 工 期 間 1990.05~1990.09
敷 地 面 積 30坪
建 築 面 積 55.47 m2(建蔽率 56.8%)
廷 床 面 積 91.08 m2(m2 積率 93.2%)
各階床面積  1階 48.02 m2 2階 43.06 m2
地 域 地 区 準工業地域,準防火地域

主な仕上げ  屋根/カラー鉄板(シルバー)瓦棒葺
外壁(中庭)/ラスモルタル下地 リシン木ゴテ押え
建具/アルミサッシ アルマイト
スチールサッシ及びドア SOP
ホール・LDK・洗面・ゲストルーム・ブリッジ/
床:アピトン縁甲板、ワックス
壁:AEP 天井:AEP 和室/床:畳敷き
壁:ジョリパット吹付 天井:AEP

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