自動車整備工場とショールーム

村の鍛冶屋とともに造り上げた, 超ローコストの工場とショールーム


三重県の片田舎，親戚の自動車整備工場の増改築である．
建物の全面道路がバイパスで迂回されることがすでに決まっていた．

整備工場としての機能を充実させると共に，中古車販売等にも力を入れ，ファサード面を大きくし新しいバイパスより見え，客に認知してもらいやすくする必要があった．

村一番の大きな計画となったが，生き残りを賭けた整備工場の増改築であり予算は厳しい．
設備の入手方法，現場での作業方法，仕上げ等で工夫し可能な限りコストを下げ，ショールーム棟も含め建物全体では超ローコストとなった．

工場棟の屋根にはたくさんのトップライトを取り入れ，日光の降り注ぐ明るい工場とし，省エネでランニングコストの削減を目指し内部は中庭の様に明るい．
敷地の奥側には川が流れており，美しい景色が広がっているので，接客室，休憩室はそれがよく見えるように配置し，ショールームからはブリッジを通って辿り着くようにした．

自然の中でゆったりとくつろげる魅力的な整備工場となる．

間取り